アトピー性皮膚炎

 

「皮膚は内臓の鏡」といわれるように、皮膚

病の 多くは、今炎症をおこしている皮膚のみ

が悪いの ではなく、体質や内臓の異常が大き

く関与しています。

 

一枚のガラスの両面から磨いてきれいにする

ように、人間の皮膚も内(漢方薬)と外

(外用薬)の両面 より皮膚病を改善する対策

が必要です。

 


アトピー性皮膚炎は、Ⅰ型アレルギーがまず発症して、急性症状をおこし、それから徐々に慢性化し、何回も繰り返し炎症をおこしているとⅣ型アレルギーとして、遅延型の慢性皮膚炎の状態になります。

 

急性症状(Ⅰ型アレルギー)は浮腫、紅斑

慢性症状(Ⅳ型アレルギー)は、かさかさ、苔癬、痒疹

 

急性症状では、基本は清熱しながら、利水剤を用います。

(注意:まれに冷えて悪化するかたで、温めて赤味がとれるかたもいらっしゃいます)

 

慢性症状では、治す力が不足してしまっているため、これを引き出すために、補ったり、バランスをとったり、滞っているものを流したりと、その時の状態に合わせやっていきます。

 

実際にはアトピー性皮膚炎といっても、ステロイドによる接触性皮膚炎や日光皮膚炎を併発していたり、慢性化してくると、さまざまな要因がからみあって症状が変化するため、○○湯などの単一の処方では改善がむずかしく、体の寒熱虚実、各臓腑のバランスの乱れを改善するために、それぞれに対応する生薬の働きを考慮しながら用います。

 

漢方薬、外用薬ともに、数種の処方を皮膚の変化に伴い、どう選んでいくかがポイントです。個々の体質の変化、全身状態や皮膚の状態を、季節や食事、ストレスなどを考慮しながらの対応となります。

 

長年のアトピーの場合、まず一年を通して皮膚の変化をみていくと、そのかたのアトピーがみえてきます。

 

 

 

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